総苞がおかしい?奇形のタンポポ

このタンポポ、なんだかヘンだな?と思いませんか?

がくのように見える花の下の緑色の部分(総苞といいます)の一部がひらりと外側に開いています。外来種では、外片が開くのは見慣れていますが、このタンポポは、ほんの一部だけ。しかも、なんだか形も葉っぱのようです。

すぐ近くの、このタンポポも同じように、ギザギザの総苞外片に見えます。

羽島市の田んぼの脇の畔で見つけました。まわりはみんな在来種(カントウタンポポかカンサイタンポポと思われます)ばかりで、こちらのものも、おそらく在来種だろうと思われます。

そして、こちらでは、茎の部分からなにやら葉のようなものが出ていました。

タンポポとしては、すこしおかしい個体です。群落の中でもわずか数株にだけ、このような形のものが見られました。

 

タンポポ調査・西日本では、2010年の調査時に、徳島県と大阪府で同じような奇形が見つかったという記録がありました。どうしちゃったのでしょう。不思議ですね。

(2019年3月21日羽島市にて)