「タンポポちょうさ員になろう!」

4月14日 岐阜市立図書館ぎふライブラリークラブ「科学する絵本」グループにより、『タンポポちょうさ員になろう!』のイベントが開催されました。

 パッと見の印象よりも空間が大きく、今回、A1サイズの紙を4枚貼りあわせた巨大ポスターを会場に掲示してもらえました。このポスターは、横山きえさんという高校生の方がデザインしてくれたものです。とてもかわいらしくてスタッフ一同お気に入りのポスターでした。

 最初は、タンポポ調査・岐阜2020でも、タンポポの分類について指導をいただいている森林文化アカデミーの柳沢直教授(植物学)に、タンポポについておしえてもらいました。一見同じように見えるタンポポには、もともと日本にある外来種と、外国から持ち込まれた外来種とがあることを学び、近くの美江寺公園へ見に行きました。

 あいにくの天気となってしまいましたが、それでも、公園のタンポポは咲いていました。しかも、外来種も在来種も見ることができました。子どもたちは「見つけたよ!」「こっちにもあるよ!」「日本のタンポポ発見!」と大騒ぎ。あっというまに外での観察時間が過ぎてしまいました。

 戻ってきてからは、ウィーンで活躍する岐阜市出身の若手画家によるタンポポを題材にした絵で、根っこの深さや生命力について語ってくれました。また、主な在来種が受粉により次世代を作るのに対し、セイヨウタンポポは1株だけ持ち込まれても自力で増えることができることなども教えてもらいました。そして、公園で見た在来種と外来種の生育場所のちがい(草が多いところと、道路の近くや人がよくとおる場所)についても説明してもらうことができました。

学んだあとには、タンポポ・アートに挑戦!

 第2部は、レジンでタンポポ・アクセサリーを作ってみよう!というもの。
材料はすでに用意されています。

 中心となるのは、フィリピンから名古屋大学大学院に留学してきているMimi Dumalaogさん。Kamila 4pm というブランドで活動していて、本国のフィリピンでは雑誌やテレビでも紹介されることのある花のレジン・アーティストさんです。

 参加者たちは、種や押し花を思い思いに装飾し、UVライトで硬化させて、オリジナルのクラフトを楽しむことができました。