くすり博物館でタンポポ勉強会

タンポポ調査・西日本で中心的役割を担うひとりである、兵庫県立人と自然の博物館研究員の鈴木武博士が来岐されるのにあわせ、実行委員会メンバーを中心にタンポポの勉強会を開催しました。

 

早咲きのトウカイタンポポの群落から1株ずつ花を採取し、図鑑に掲載されているような典型的な特徴をもつものばかりではないことを確認しました。また、外来種(おそらくはセイヨウタンポポ)の雑種の花粉の大きさがバラバラであることを顕微鏡で観察しました。大中小と3種類以上の大きさの花粉があるセイヨウタンポポ雑種は、おそらく3倍体の雑種ではなかろうか、とのこと。本来のセイヨウタンポポの花粉は、大きさがそろってはいないものの、ここまでバラバラではないそうです。

大中小と大きさがバラバラな外来種雑種の花粉

2019年に「まずはやってみよう」と、調査をしてきたメンバーがほとんどだったので、熱心に説明を聞き、質問をし、あっというまに3時間が過ぎてしまう有意義な勉強会となりました。新型コロナウイルス感染症対策に留意しながらの開催となりました。

 

会場を提供してくださった各務原市川島の内藤記念くすり博物館には、感謝です。
ありがとうございました。